加工が容易な時代だからこそカメラマンに大切なこと

スマートフォンに搭載されているカメラの機能もどんどん強化され、アプリでの加工も自在になっているため、誰もが気軽に写真を撮ることができます。そして、SNSに投稿することで広く世界に向けて発信することも容易にはなっています。

一般の人が撮る写真と、カメラマンが撮る写真は何が違うと思いますか?

「スナップとして何となく撮る」「思い出として残しておくために撮る」スマホやデジタルカメラで写真を撮る時、きっと一般の人はそんな風にシャッターを切っていることでしょう。

では、カメラマン、フォトグラファー、写真家と呼ばれるような人はどうでしょうか?
専門の学校で学んだり、師匠の下で修業をしたりすれば撮影技術などが大きくことなるという点はもちろんですが、プロもスナップとして撮影することもあれば、思い出の一場面を残すという目的での撮影をすることもあります。
しかし、そこには「意思」や「意図」が存在します。

写真を通して、
「どのような表現をしたいか?」
「何を伝えたいか?」 
というものがあるか無いかというのが大きな違いです。

・報道写真を生業としている人
・芸術的な作品を撮影して発表している人
・企業から依頼を受けて商品を撮影している人

被写体となるものは異なりますが、何をどう伝えるか?、ファインダー越しに見る被写体をその人なりの解釈やフィルターを通して撮影し、一瞬を切り取ることができるからこそプロとして生きていくことができるのです。

画像加工のソフトや技術は進化し続けていて、撮影後に加工することはより簡単にはなっています。
そんな時代においても、カメラマンを志そうとする人は、その「違い」を意識しながらシャッターを切ることが重要ではないでしょうか。

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