カメラマンの専門知識として代表的なのは、カメラ等の機材に関する知識だけでなく、撮影対象となる人物・商品・動物・風景・料理と等に関する知識です。そして、これらの知識に関しては、専門学校・大学等でも一定レベルの知識を習得することが可能です。また、ある程度であれば独学で習得することも可能です。
しかし、プロのカメラマンとして、つまり「写真撮影でお金を稼ぐ=生活をしつつ必要なカメラ等の機材まで自分で準備する」というレベルを目指すとなると、少し状況は違ってきます。プロの写真家であれば自分の専門ジャンルの専門知識及びその周辺知識をもっています。しかし、プロである以上、専門ジャンルとは言えない仕事をせざるを得ない場合もあり、これは自分の専門ジャンルの仕事だけで稼げるとは限らないことを意味します。
そして、そのような時でもプロである以上、極めて短時間で一定レベルの専門知識を習得する必要があるのです。そのような時に役立つのが、事務所という様々なジャンルのプロの写真家がいる組織の存在です。このようなネットワークがあれば、必要な専門知識を短時間で補充したり習得することも可能です。言い換えれば、プロとして活動するには、このようなネットワークが非常に有意義な存在になるのです。