WORDS

◎フードスタイリストの仕事内容と求められるスキル

フードスタイリストとは、一言で言えば「食べ物を演出する仕事」です。食べ物を美味しそうに見せるのは、食べ物それ自体だけではありません。盛られているお皿の色、テーブルにかけられているクロスの柄、照明の雰囲気なども、大きく影響します。これらが食べ物に合っていればもっと美味しそうに見えるし、ちぐはぐであれば実際はどんなに美味しいくても食欲をそそるものには見えないかも知れません。例えば、ほうれん草のおひたしを美味しそうに見せたいときに、緑色のお皿で出すことはしないでしょう。ほうれん草の色が映えるような色のお皿をを選びます。フードスタイリストは、このように「どんな条件が揃えばその食べ物が美味しそうに見えるのか」を考えるのです。
フードスタイリストに必要なスキルは、「観察と想像」だと思います。それが暖かいものなのか冷たいものなのか、旬はいつか、作ってすぐに食べると美味しいものなのか、少し時間をおいた方がいいのかなどを観察し、食べる人たちのことを想像します。家族大勢で食べるそうめんなら大きなボウルに入っているだろうし、ちょっと奮発して1人で食べるざるそばは、高級感のあるかっちりしたざるに入っているかも知れません。湯気の消えたカレーは美味しそうに見えないし、衣の付き方にムラがあるとんかつは固そうに見えます。
つまり、この仕事をする上で重要になってくるのは、それを見た人の「美味しそうだな」という想像をかき立てることです。対象になる食べ物のアピールポイントはどこかということ、どうすればそれが強調できるかを捉えていくことが大事なのです。

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